【直轄事業】 17年度の落札率は工事、業務ともに上昇
2018/11/09建設時事
建設メール
国土交通省が公表した「直轄工事等契約状況(2017年度実績)」によると、17年度の実績は工事、建設コンサルタント関係業務ともに前年度比で落札率が上昇し、いずれも近年で最も高かった14年度を超える水準になったことが分かった。
工事の落札率は92・52%で前年度比0・52ポイント上昇した。コンサルタント業務の落札率は84・59%で同比1・28ポイントの上昇となった。近年上昇傾向にあった落札率は15年度にいずれも前年度比で低下していたが、16年度以降は再び上昇傾向を見せている。
低入札価格調査件数は前年度比で工事、業務ともに減少し、発生率も下がった。入札不調件数は、これまでの減少傾向から一転し、工事、業務いずれも前年度から増加した。
省全体の契約状況のうち、工事の契約件数は1万3568件で前年度比999件の減、金額は1兆8665億円で同比781億円の減だった。低入札価格調査件数は112件で、前年度から28件減少した。入札不調件数は460件で前年度比47件増となった。
コンサルタント業務の契約件数は1万4415件で前年度比544件の減だったが、金額は3714億円で同比65億円の増加に。また低入札価格調査件数は129件で前年度から16件減少している。入札不調件数は137件で前年度比23件増となった。