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【全建】 「地域を支える建設業を支える」山崎篤男専務理事インタビュー
2019/07/01インタビュー
建設メール
全国建設業協会（全建）の5月の理事会で新専務理事に就任した山崎篤男氏。「全建は全国47都道府県の建設業協会、1万9000社の地域を支える建設業者で構成されている。それを支えるのが使命」と役割を説明する。 喫緊の課題である休日確保・週休2日制については「持続的に地域を支えるという役割を果たすためには、若者・女性を含めた担い手の確保が必要。他産業と比較した時に建設業を選んでいただくには、まず法定労働時間に係る週休2日にしないといけない。全建では昨年から月1＋（ツキイチプラス）運動を展開しているが、もっと浸透させ、最終的には週休2日へとつなげたい」と意欲を示す。
処遇改善に向けては「給与の引き上げが一番。国土交通省では、週休2日の現場で労務単価割増等の制度を導入している。そういったものをどんどん活用していく。7年連続で設計労務単価は引き上げられているが、下請けにも反映させる」との方針を語った。
自らの行動としては「各都道府県の協会長はそれぞれの考えがあると思う。それを直接聞き、その思いを厚生労働省や国交省等へ届けるパイプ役に徹する」との考え方を明らかにした。
頻発する自然災害には「実働部隊となるのは建設業者しかいない。その建設業者がきっちりと働ける環境でなければならない。公共団体や協会同士での支援協定も進めており、『災害時には地域を支える建設業ここにあり』という姿をお見せする」と話した。
【略歴】やまさき・あつお
1982年3月東京大学法学部卒業、同年4月建設省入省。93年建設業適正取引推進機構調査研究部長、98年内閣法制局第二部参事官、2013年日本下水道事業団副理事長、17年建設業適正取引推進機構専務理事を経て、19年5月に全建専務理事に就任。趣味は登山。1959年3月生まれ。岡山県出身
