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【工期設定支援システム】 新機能加え今夏に提供へ
2019/07/18建設時事
建設メール
国土交通省は、工期設定に際して歩掛の日当たり施工量をもとに工種ごとの必要日数を自動的に算出し、工程表作成に役立てるフリーソフト「工期設定支援システム」の改善を行う。2017年4月から提供を始めたもので、地方自治体におけるシステムの利用促進につなげるため、過去の工事データを参考に工種間の接続を自動で行う機能の強化や過去データの増強などを図った上で、今夏に配信する見通しだ。
直轄工事では昨年7月より、AI（人工知能）を使って過去の工程表を検索し、工種間を接続するアシスト機能を強化した「直轄版」を運用してきた。今夏の配信を予定する新たなバージョンでは、教師データとして当初設計1940件の過去データを増強するとともに、当初計画と実績を比較できる機能を追加するなど、工程表完成までの調整の手間を少なくした。
また実績工期の教師データ化とともに、国交省の積算システム以外のシステムでもデータの読み込みが可能で、工期設定支援システムを活用できるように、データの仕様を公開する。
将来的には地方自治体による実績のデータも蓄積した工期設定支援システムに改良していく考え。
