見たもん勝ち ～建設業応援団～
【8月の公共工事動向】 請負金額は9カ月ぶり減／東日本建設業保証
2019/09/11業界動向
建設メール
東日本建設業保証は、前払金保証工事から見た8月の公共工事動向を公表した。請負金額は6601億円で前年同月比2・1％の減少。これは昨年11月以来のマイナス。しかしながら4～8月の累計は4兆5955億円で、2001年以来の4兆5000億円台の高水準となった。
8月の件数は1万2426件で前年比6・5％減。保証金額は2532億円で同0・7％減だった。
発注者別状況では、前年比で国が4・5％減、独立行政法人が20・1％減、都道府県が3・1％減、市区町村が3・7％増、地方公社が30・9％減、その他は2・8％増。特に国は昨年の福島中間貯蔵施設の反動で環境省が279億円のマイナス。
主な増加分としては、国土交通省が積極的な工事発注（昨年度比53件増）で164億円のプラスに。また群馬県産業経済コンベンションセンター23億円、山梨大学医学病棟新築47億円、宇都宮市の清掃センターおよび学校整備84億円、真岡市学校整備38億円、ひたちなか市学校校舎48億円、東京国際フォーラム外構33億円などがあった。
工事場所別状況は、福島中間貯蔵施設整備等の影響で東北が16％減。増加したのは関東（1・2％増）と甲信越（28・7％増）の2地区だった。
