見たもん勝ち ～建設業応援団～
【予備費使用】台風被害の公共土木施設応急復旧へ63億円
2019/11/08建設時事
建設メール
台風15号および19号による被害に伴い政府が8日に予備費の使用を閣議決定したことを受け、国土交通省関係の予備費使用額が92億円になることが明らかになった。公共土木施設等の災害応急復旧として、災害を受けた河川等で国が行う河川維持修繕事業や砂防災害関連緊急事業に要する経費に63億円=内訳は添付のPDF資料参照=、観光需要喚起に向けた対策に29億円を配分する。
公共土木施設関係のうち、河川管理施設の機能維持への対応には48億3000万円を支出。緊急的な対策として、国が管理する阿武隈川、鳴瀬川、多摩川など25河川において施設機能に支障を与えないよう、河川に堆積した枯れた草木といった大量のごみ等を除去する対策などを実施する。
二次被害の危険のある土砂への対応には15億1300万円を投じる。今後の降雨に伴う渓流内に残存する土砂の流出による二次被害を防ぐため、緊急的な対策として阿武隈川水系内川流域で床固工とワイヤーネット工、利根川水系吾妻川流域では床固工や帯工、ワイヤーネット工を行う。
