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【特定技能外国人】 本番に備えプレ試験を実施
2019/11/27建設時事
建設メール
特定技能外国人の受け入れに当たり、建設分野の主要な送り出し国となるベトナムにおいて本年度に現地試験の実施を予定する建設技能人材機構（JAC）は、国内で試行的試験（プレ試験）を進めている。今月7日に富士教育訓練センターで鉄筋と型枠の2職種を対象に実施したのに続き、26日には三重県で建設機械施工を対象としたプレ試験を行った。 4月に始まった新たな在留資格制度では、技能実習修了者以外が日本で働くためには現地で行われる技能試験と日本語試験に合格する必要がある。プレ試験は、万全の体制で試験に備えるため本番を想定した試験を試行的に行い、課題等を修正するために実施したもの。
26日のプレ試験は、水谷建設（堤節夫社長、本社・三重県桑名市）が試験会場を提供。技能実習2号修了者で外国人建設就労者として現在、同社で働くベトナム人5人が参加し、堤社長が激励する中、パソコンを使って回答するCBT方式による30問の学科試験と、建設機械施工専門級程度のレベルのバックホウの運転・操作技能を評価する実技試験に挑戦した。いずれも合格水準に達する結果を残している。
試験を見守ったJACの森島靖人事業部長は「試行的試験の結果を厳正に受け止め、本試験開始までにしっかりと準備を進め、万全を期すように対応する」と話した。
なお、プレ試験は今回で終了となる。
