見たもん勝ち ～建設業応援団～
【都中建セミナー】 若年者・女性技術職の採用定着学ぶ
2020/02/18業界動向
建設メール
東京都中小建設業協会（都中建、山口巖会長）は18日、「若年者・女性技術職の採用定着支援セミナー」を開催した。若年層定着と女性活躍に先進的に取り組んでいる松下産業の協力を得て、午前中には渋谷区の工事現場見学を実施し、午後にはTKP新宿カンファレンスセンターで、同社ヒューマンリソースセンター（HRC）長・齋藤朋子氏と加藤幹夫所長による講義が行われた。
齋藤氏は松下産業のHRCについて「人に関わる全てをワンストップで行う部署。人事採用、子育て支援、健康管理、ライフデザイン、教育・研修・自己啓発、福利厚生・表彰などにも関わっている」と切り出した。同社が中小企業ながら継続的に新卒者を採用している理由として「東北地方の工業高校との太いパイプがある。男女ペアでも採用している」とし「インターンシップの採用により、建設業への親しみを持ってもらえるよう努めている」と話した。
さらに女性活躍も推し進めており、特に技術者の採用・育成に傾注。採用者について「当初は社内でも抵抗はあったが、仕事への姿勢や意欲、現場環境への適応力があり、成果も上がり、周囲にも認められた」と成功例を挙げた。
また、がん患者の就労継続に関する実績を説明。「本人、家族と対話し、医師等の連携やサポート体制を築くことが大切」と語った。
