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【ICT施工】 産学官連携で新たな基準類整備
2020/02/27建設時事
建設メール
ICT施工の普及促進を図る国土交通省は、新たなICT機器の活用や既存のICT機器の活用範囲を拡大するために必要な基準類の整備に関して、産学官関係者で構成するICT導入協議会を通じて民間団体から提案を受け、より迅速に策定・改定する取り組みを進めている。提案に基づき作成した3つの基準類の案に対して3月11日まで意見を受け付けており、結果を踏まえて年度内に基準を策定する。
新規は、地上写真測量（動画撮影型）を用いた土工の出来高算出要領（案）の1件が対象。スマートフォンやカメラなどで計測対象の外縁を撮影した動画を基に、現況点群データを取得し数量算出する技術となる。
改定は2件が対象。まず、地上移動体搭載型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領（土工編）案では、重機に搭載されたレーザー計測システムで作業中に移動しながら周辺の現況点群データを取得する出来形計測技術の精度確認試験の方法を改定する。また空中写真測量（無人航空機）を用いた出来形管理要領（土工編）案では、写真撮影位置を高精度に確定し、写真測量解析における精度向上を導入する技術における評定点の設置、精度確認試験の方法を変更する。
