見たもん勝ち ～建設業応援団～
【新型コロナ対策】 全中建が現場の対応方針を通知
2020/04/14業界動向
建設メール
全国中小建設業協会（全中建）は14日、土志田領司会長名で、新型コロナウイルス感染症の拡大による緊急事態宣言を受けた対応について、継続中の工事現場と出勤せざるを得ないと判断される工事現場や事務所の出勤者への方針を会員団体に通知した。
緊急事態宣言を受けて、中小・小規模事業者を含む全ての事業者に、宣言が出ている地域か否かを問わず接触削減の徹底が要請されていることから、当面の方針を示したもの。中小・小規模事業者としては当面の方針の対応に困難は伴うものの、現場や事務所の要望、情報をくみ上げるとともに、感染症防止措置を柔軟かつ迅速に打つよう要請した。
継続中の工事現場では、感染症防止に配慮した上で「工事の一時中止や工期延長などの希望を発注者と協議して、適切に対応する」とした。
どうしても出勤せざるを得ないと判断される工事現場や事務所の出勤者に関しては「通勤者の減少が十分ではないとする指摘もあり、工事現場や事務所の出勤者が最低でも7割減となるよう、出勤・退勤時間の時差通勤や交代勤務など、適切に対応する」よう求めている。ただし「緊急事態宣言が出ている地域と出ていない地域によっては対応が異なる工事現場、設計コンサルタントが稼働していない工事現場、維持工事の現場など、現場状況がさまざま想定される」とし、継続中の工事現場は「工事の継続か中止について発注者と十分協議して対応する」ことを要請している。
