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【4月の公共工事動向】 請負金額は9年ぶりに減／東日本建設業保証調べ
2020/05/14業界動向
建設メール
東日本建設業保証は、前払金保証工事から見た2020年4月の公共工事動向を公表した。請負金額は1兆2158億円で前年同期比9・5％減。4月単月では2011年以来のマイナスとなった。件数は1万1348件で前年比9・3％増、保証金額は4584億円で10・1％減となった。
発注者別状況は、国が1202億円で17％増、都道府県が3946億円で8・4％増とした以外は全てマイナス。特に独立行政法人等は25・1％減の2323億円にとどまった。
個別に見ると、増加で目立つのが、環境省の福島地方環境事務所（111億円）、東日本高速道路（235億円）、栃木県（131億円）や市区町村の栃木（155億円）、福島（106億円）など。一方で日本スポーツ振興センターは469億円減。同じく昨年度に名古屋第2環状道路と新東名高速整備を進めた中日本高速道路が426億円のマイナスとなった。
工事場所別状況は、東北が3091億円（15％増）、北陸が1294億円（5・7％増）と健闘したが、関東が4515億円（18・3％減）、東海も2102億円（25・2％減）と大幅な減少だったことが全体に影響した。
