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【労働災害】 19年の建設業は死亡、死傷災害が前年比減少に
2020/05/28建設時事
建設メール
厚生労働省が発表した2019年の労働災害発生状況によると、建設業の労働災害による死亡者数は269人で、業種別では最多となったものの、前年比で40人減った。17年と比較しても54人減であり、減少傾向が続いている。また休業4日以上の死傷者数は製造業、陸上貨物輸送事業に次いで多い1万5183人で、前年比191人の減少だった。17年比では54人増加となる。
事故の型別において、建設業では死亡災害、死傷災害ともに「墜落・転落」が最多で、全体の4割程度を占めた。前年比で死亡災害では減少したが、死傷災害では、ほぼ横ばいだった。一方で「崩壊・倒壊」の死亡者数が前年比で11人増加、17年比でも6人増えている。
厚労省では「墜落・転落」による労働災害止防止に向け、引き続き墜落・転落災害防止に係る労働安全衛生規則の順守とともに、フルハーネス型墜落制止用器具の適切な使用の徹底を図る考えだ。
なお全職種の労働災害による死亡者数は845人（前年比7・0％減）で2年連続過去最少となり、死傷者数は12万5611人（同比1・3％減）で4年ぶりに減少した。
