見たもん勝ち ～建設業応援団～
【日建連】 6月でほぼ0％に／新型コロナによる工事中断
2020/07/08業界動向
建設メール
日本建設業連合会（日建連）は8日、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言発令後の建設現場運営状況の調査結果をまとめた。6月26日現在で工事を中断している現場は全体の0・4％にとどまっており、ほぼ影響を受けていないとしている。
4月7日に全国47都道府県に緊急事態宣言が発令され、休業要請等の措置が講じられた。建設業は対象外ではあったが、日建連は翌8日に「建設工事については感染防止対策の徹底を図りつつ、継続することが許容されていると考えられる」との方針を示した。
これに関連して、実際に建設現場がどのように運営されているかを4月24日、5月15日、6月26日の3日を基準日として全国の建設現場を調査。その結果、4月時点で中断している現場数は全体の12・4％に当たる1772現場。これは緊急事態宣言下で、ゴールデンウイークの休暇予定の前倒し等によるものと見られる。その後、5月調査は2・8％に相当する377現場、6月調査では0・4％に当たる53現場と大きく減少した。
会員企業の現場では「3密」対策を講じていることが大きな要因としており、土木、建築別でも大きな違いはないとしている。
