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【6月の公共工事動向】 請負金額3カ月ぶり増加／東日本建設業保証調べ
2020/07/08業界動向
建設メール
東日本建設業保証は、前払金保証工事から見た6月の公共工事動向を公表した。請負金額は9549億円、前年同月期比12・5％増で3カ月ぶりの増額となった。件数は1万4427件で同比6・1％増。保証金額は3601億円で同比12・8％増に。新型コロナウイルス感染症により東京都では工事発注を一時中断したものの、大型工事もあり、その他の発注者でも特に影響がなかったことから単月は前年度並みだった。4～6月の請負金額累計は2兆9219億円で、前年度比2・1％減となっている。
発注者別状況では全て増加した。特に東京外環自動車道関連等での関係から独立行政法人等が前年同期比35％増、上下水道で大型工事のあった東京都を含む都道府県は同26・2％増と特に伸び率が高かった。また中部と東北の地方整備局で中規模工事を多数発注した国土交通省が133億円、長野県は災害復旧関連に77億円を投じているのも目立つ。
工事場所別状況は、こちらも全ての地区で伸びたが、甲信越地区が49・7％増と他を大きく引き離し、以下は北陸（18・2％増）、東北（11・5％増）、東海（11・1％増）、関東（9・4％増）と続いている。
