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【8月の公共工事動向】 請負金額は8000億円規模／東日本建設業保証調べ
2020/09/10業界動向
建設メール
東日本建設業保証は、前払金保証工事から見た2020年8月の公共工事動向を公表した。請負金額は8030億円で前年同月比21・6％増と大幅に増加し、01年以来の8000億円規模となった。4～8月の累計も4兆6324億円で、01年以降では最高額となる。
8月の件数は1万2848件で、前年比3・4％増。保証金額は3208億円で同26・7％増だった。
発注者別状況では、国が85・5％増、独立行政法人等が221・3％増、都道府県が13・5％増、市区町村は15・3％減、地方公社は3・4％増、その他は35・3％減に。
主な増加としては、環境省が福島中間貯蔵施設関連で627億円、都市再生機構が虎ノ門2丁目ビル建設で816億円を計上したのが目立つ。そのほかに国交省が関東地方整備局で積極的な工事発注（163件）により188億円。東京都が調整池や下水道施設整備で104億円、福島県が災害復旧や病院建設に86億円、中日本高速道路が新東名高速道路整備に74億円をそれぞれ追加したのが大きい。
工事場所別状況は、福島中間貯蔵施設整備の影響で東北が41・6％増。虎ノ門2丁目ビルで関東も30・5％増と大きく伸びた。そのほか増加したのは北陸（4・8％増）と東海（3・3％増）の2地区。減少は甲信越（17・1％減）とその他（31・3％減）だった。
