見たもん勝ち ～建設業応援団～
【新商品】 元旦ビューティ工業が折板屋根システム販売／大幅な工期短縮・コスト削減に ほか
2020/10/01特集企画／ＰＲ
建設メール
元旦ビューティ工業（神奈川県）は、従来から販売している高強度・高水密折板屋根に、さらにグレードアップさせる仕様を付加して天井・軒先・軒天の機能性・意匠性を高める「元旦折板屋根システム」を新たに販売する。
同システムは、屋根上から同時に施工できる合理的なパンチング天井工法。タイトフレームと簡単な部材を設置するだけで上から天井を作ることができ、屋内足場を組む必要がないため、大幅な工期短縮・コスト削減を実現している。フラットなデザインのパンチング天井は、断熱材・吸音材の落下を防ぐほか、パンチング孔のサイズ・カラーを選ぶことも可能だ。
折板屋根の軒先には、雪に強く落ち葉が入らない雨とい「元旦内樋」を採用。吹き上げる風に強い軒天を設置して、軒先の機能性と意匠性を向上させている。また、樋内部の補強材により耐風圧性が高く、さらに樋の先端に落ち葉除けをフック状に固定し吊り上げる構造のため、耐積雪性にも優れている。加えて、豪雨でもしっかり雨水を取り込み、樋内に落ち葉が入らないため、大規模施設の樋メンテナンスを軽減している。
同社では、今回の屋根システムにより意匠の幅を広げることで、スポーツ施設や商業・文化施設等の屋根に積極的に提案していくとしている。同商品の詳しい内容については専用サイト（https://www.gantan.co.jp/products/10333/）まで。
【新商品】YKK APが新たなカーポート販売／台風や大雪に対応
YKK AP（東京都千代田区）は、近年ますます大型化・広域化する台風への対応として、折板屋根カーポート「レオンポートneo GR」を10月5日から発売する。 同商品は、耐風圧折板屋根カーポートの「レオンポートneo」をベースに開発。柱本数を従来商品の2列から3列へ1列を増やすほか、梁の本数を増やしてアルミ肉厚を厚くし、強度を向上させている。また、強風によって破損の恐れがある鼻隠し部分に専用の補強部品を追加することで、屋根材の破損を防ぐ高い耐風圧強度（台風圧強度62m／秒相当）を実現した。加えて、耐積雪性能100cmを確保することで、どのエリアでも起こりうる大雪にも対応する。「防錆タイトフレーム」や「外部コンセント」のオプションも用意している。
詳しい内容や問い合わせについては、同社お客様相談室（0120-72-4134）まで。
【企業情報】大成建設が津波の浸水可視化でBCP策定を支援
大成建設（東京都新宿区）は、津波の浸水解析結果を短時間で3次元映像に自動変換し、浸水状況などを可視化する技術「T－Tsunami Viewer」を開発した。広域から街区まで、さまざまなスケールで津波の挙動を解析し分かりやすく可視化することで、より効果的なBCP（事業継続計画）の策定を支援していく。
従来の津波の浸水可視化手法は、2次元の色付き等深線を用いて地図上に津波による浸水深を表現し、色の違いや変化によって津波の波高や動きを確認していた。しかし、海岸に押し寄せる津波の挙動や浸水状況などを直感的に理解することが困難という課題があった。また、3次元映像化の方法では専門技術や多くの時間を要する上に、CG製作過程で解析結果が強調され表現されることも問題だった。
そこで、津波浸水解析結果に基づき、多様なスケールで津波の挙動を短時間で正確に3次元映像やVR映像として自動作成する可視化技術を開発。同社が保有している津波浸水解析結果と地形データを読み込み、波の質感を加えた3次元映像を自動で作成することができる。街区においては「粒子法」という最新の流体解析モデルを用い、複雑な市街地での段差の乗り越えや、複数街路に対する流水の合流・分流などの複雑な流れを3次元映像として正確に再現することに成功した。広域での津波発生・来襲から街区への侵入まで、さまざまなスケールにおける津波の挙動を3次元映像やVR映像として再現することで、関係者間で情報を共有し、合意形成を図ることができ有効なBCPの策定が可能となる。
同社では今後、現在保有する各種の津波解析技術および今回開発した津波浸水解析結果の可視化技術を、津波の来襲や浸水などが予想される沿岸域の自治体や、工場などの施設を持つ企業に対して積極的に提案していく。
