見たもん勝ち ～建設業応援団～
【建設関連業者】 登録システムを電子申請対応へ改修
2020/10/08建設時事
建設メール
国土交通省は、測量、建設コンサルタント、地質調査業者を対象とする建設関連業者登録システムについて、電子化に対応した電子申請システムを構築する。2021年度には、現行システムの耐用年数到来に併せてシステムを更新し、サーバーをクラウドへ移行するとともに、ウェブ上での申請環境を高度化して在宅でも簡易に申請・受付事務ができるようにする。また、登記事項証明書等の電子化に対応したシステム改修を行い、提出書類の簡素化による申請者の利便性向上を図る。
現在の登録システムは、21年度中に耐用年数を迎えるとともに、保守点検作業が月2回以上必要となっている。さらに、納税証明書などは紙資料を申請時に添付する必要がある。閲覧に関しては、入札の都度、事業者が登録証明を地方整備局に依頼し、添付資料として発注者に提示している。
新システムでは、登録事業者の閲覧システムのウェブサービス化に加え、発注者はウェブ上で登録を確認することを原則とし、事業者の添付書類削減や手続きの簡素化を実現する。22年度からは、データの一元的な管理、登録データのホームページアップロードによる発注者や国民への提供等が可能になる見込みだ。
