見たもん勝ち ～建設業応援団～
【国立劇場再整備】 附帯事業の導入検討へ市場調査始まる
2020/10/26民間開発
建設メール
日本芸術文化振興会は、国立劇場（東京都千代田区隼町4-1）の再整備に当たり、PFI方式の附帯事業として民間収益事業の導入を検討している。事業の成立性等を把握するため、26日から国立劇場再整備事業に係るサウンディング型市場調査の手続きに入った。参加希望者による申込期限は11月6日、調査票の提出期限は11月30日で、12月16日から聞き取り調査を行う。
調査は、民間事業者から現時点で想定される事業計画上の課題や対応可能性などの意見を聞くことが目的。参加要件は①千代田区内で延べ床面積5万㎡以上の複合施設開発に不動産開発事業者として関与した実績を有する②延べ床面積3万㎡以上の新設施設を対象としたPFI事業のSPC（特別目的会社）構成員として建設業務を請け負った実績を有する―のいずれかの要件を満たす者。民間収益施設の市場性や建物計画、民間収益事業の事業スキーム・リスク等について意見・提案を求める。
PFI事業による国立劇場再整備計画では、2021年度に実施方針の公表と特定事業の選定・公表、22年度の契約締結、29年度の再開場を目指しており、BTO方式・サービス購入型を前提とする。今回の市場調査は約3・1万㎡の敷地内における附帯事業が対象となる。
