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【CCUS】 42都道府県と3市が企業評価の導入を検討
2020/11/04建設時事
建設メール
都道府県において建設キャリアアップシステム（CCUS）を普及・促進するに当たり、10月の時点で42都道府県が企業評価を導入または検討中であることが分かった。本年度下期ブロック監理課長等会議に先立ち国土交通省が調べたもので、本年度内の実施予定を含めて10県が企業評価を導入し、32都道府県で評価の導入を検討している。現時点で山形県、千葉県、新潟県、三重県、大阪府は検討していない。また都道府県以外でも福島県郡山市が入札参加資格で、浜松市と神奈川県茅ケ崎市が総合評価において加点する措置を導入するなど、広がりが出てきた。
先行して実施済みの8県のうち、総合評価等で加点するのは長野県、山梨県、滋賀県、福島県。入札参加資格審査で加点するのは静岡県と福岡県。宮城県と宮崎県は国と類似のCCUSモデル工事の実施に取り組んでいる。
国交省は下期のブロック監理課長等会議において、CCUSの普及促進に向けた公共工事でのインセンティブの導入・検討について理解を求めるとともに、直轄の取り組みを踏まえて作成したCCUS活用推奨モデル工事と義務化モデル工事の実施要領（ひな形）を紹介するなど、積極的な導入・検討を働き掛ける。
なお、本年度からは入札契約実施状況調査等において、市町村を含めた地方自治体での導入状況も調査していく。
