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【10月の公共工事動向】 請負金額は8210億円と好調／東日本保証調べ
2020/11/11業界動向
建設メール
東日本建設業保証は、前払金保証工事から見た2020年10月の公共工事動向を公表した。請負金額は8210億円で前年同月比14・4％増と好調だった。また4～10月の累計は6兆3269億円で、同4・2％増と過去19年間で最高額を記録している。10月の件数は1万5184件で前年度比3・4％減。保証金額は3186億円で同10・3％増となった。
10月単月の発注者別状況では、国が68・6％増加した。これは前月に引き続き福島中間貯蔵施設関連で環境省が659億円を投じたことによる。同施設は4月からの累計で2199億円の増加になった。また、東京二十三区清掃一部事務組合が江戸川区清掃工場建替に357億円を計上した影響も大きい。
そのほかの発注者は、独立行政法人等5・2％減、都道府県0・3％減、市区町村3・1％増、地方公社4・5％減だった。
工事場所別状況は、こちらも福島中間貯蔵施設整備のあった東北が45・6％増。関東も15・9％と好調だった。それ以外の地区は甲信越1・2％減、北陸12・8％減、東海16・5％減、その他9・5％増の状況。
請負金額は3カ月連続で高い伸びを示しているが、10月の請負金額階層別状況を見ると、前年度度と比較して「小規模（5000万円未満）」は4・6％減、「中規模（5000万円以上5億円未満）」は9・8％減となったのに対し、「大規模（5億円以上）」は14・4％増と大型物件の比重の高さが顕著に表れた。
