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【防災・減災対策】 強化事業推進費で32件に国費65億円を配分
2020/12/02建設時事
建設メール
国土交通省は2日、本年度第3回目の防災・減災対策等強化事業推進費として、32件に国費約65億円の配分を決定した。防災・減災対策の推進や台風・豪雨対策などに対し緊急的に予算を支援する。主な箇所では、河川改修事業の仁淀川水系日下川（高知県日高村）に12億2000万円、富士川水系釜無川（山梨県中央市・南アルプス市）に4億円、社会資本整備総合交付金事業の一般県道豊岡インター線（兵庫県豊岡市）に3億6400万円、道路更新防災等対策事業の主要地方道米沢飯豊線（山形県飯豊町）に4億5000万円などが対象になった。
配分事業の内訳は、事前防災・減災対策として▽洪水対策に3件、約17億円▽津波対策に1件、約7000万円▽道路の安全対策に4件、約11億円▽航路の安全対策に1件、約8000万円―を充当する。被災地域での再度災害防止対策では▽洪水対策に14件、約25億円▽崖崩れ・地すべり対策に4件、約4億円▽航路の安全対策に5件、約7億円―を充てる。
同推進費は、事前防災対策のうち事業の実施環境が新たに整った対策や、大雨による浸水被害等が発生した地域で再度災害を防止するために緊急的に行う対策などに対して、年度途中に機動的に予算を配分するもの。
