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【20年度第3次補正予算】 安全・安心の確保へ3・1兆円投入
2021/01/29建設時事
建設メール
政府の2020年度第3次補正予算が28日に成立した。「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」の実効等に向けて、防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保に3兆1414億円を投入する。また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に4兆3581億円、ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現に11兆6766億円を盛り込むなど、経済対策関係経費の追加歳出額は19兆1761億円の規模とした。
国土交通省関係の配分対象事業費は2兆4297億円で、高い緊急性と効果が認められる事業に重点を置いて配分。このうち8割以上の1兆9990億円は防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保に充て、「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」関係の予算が1兆9657億円を占める。ポストコロナに向けた経済構造の転換・好循環の実現には2563億円を充てる。国庫債務負担行為（ゼロ国債）では1744億円を確保し、年度内に契約発注が可能になることで平準化と効率的な執行を促進していく。
事業別では、直轄に8792億8600万円、補助に1兆5504億3500万円を配分する。直轄事業の地方整備局別の主な配分額は関東が1053億9800万円、北陸が817億8100万円、中部が1071億7400万円などとなった。
