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【建機レンタル業】 20年度の市場規模は1・2兆円超える
2021/02/01業界動向
建設メール
日本建設機械レンタル協会（JCRA）は、会員企業に対して実施した「2020年度建設機械レンタル業実態調査」の結果をまとめた。貸付部門の市場規模は約1兆2300億円（前年比400億円増）となっている。
業界の企業属性は5分野で分析。設立年分布は「1976～80年」が17・7％と最も多く、次いで71～75年が14・9％、66～70年が12・8％で前年度調査とほぼ同様の傾向だった。
資本金別では、500万円超1000万円以下が35・4％で最多。従業員数は21～50人（23・7％）がトップ。営業所や工場などの拠点数は、補完データが取得できた585社では「1カ所」が28・7％で最も多く、「6～10カ所」16・8％、「2カ所」13・2％の順で、平均は10・1カ所だった。
また営業所や工場などを展開する拠点エリアの状況は、最多が関東（首都圏）の24・6％。以下は近畿（23・6％）、九州・沖縄（20・3％）、東北（19・6％）、中部（18・3％）、北信越（14・6％）、中国（13・3％）、北海道（12％）、関東・首都圏以外（11％）、四国（4・3％）の順。
財務状況は、売上高推移のほか、貸付、販売、その他の3部門で示した。売上高推移は、2015年から19年の5カ年間決算の売上高について、617社のデータを取得。「10億円超20億円以下」は14・7％、「5億円超10億円以下」が14・3％、1億円超2億円以下が12・2％だった。
部門別売り上げでは、売上高に占める貸付部門、販売部門、その他部門の構成比を確認。回答を得た296社のうち、貸付部門は「5億円超10億円以下」と「1億円超2億円以下」が16・2％で並び最も高かった。販売部門は「5000万円以下」が36・1％、その他部門も「5000万円以下」が最多の51・7％を占めた。
調査は775社に対し昨年9月10日から10月19日までに行い、303社が回答した（回収率39・1％）。
