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【21年度予算案】 埼玉県の公共事業費は2月補正と合わせ1396億円
2021/02/16建設時事
建設メール
埼玉県の2021年度当初予算案の概要が明らかになった。一般会計は2兆1198億4300万円で前年度比8・1％増、2兆円の大台を突破した。最大の焦点となる公共事業費は982億円で、同3・4％減と1000億円を割り込んだものの、2月補正予算案において国の経済対策（防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策）が盛り込まれており、13カ月予算としては1396億円で、過去10年では最大の予算規模となっている。新規の大型事業では、県土強靱化に資する流域治水対策の加速化に112億円を計上しており、2月補正との合計で280億3950万円と大規模な予算額を確保した。
県土強靱化に資する流域治水の加速化（県土整備部）は「氾濫水をできるだけ防ぐ、減らす対策」を軸に「流域治水」を推進し、県土全体の強靱化を図る。
新規となる直轄事業と連携した骨太の道づくり（県土整備部）には43億5287万円を盛り込んでおり、2月補正との合計では67億5087万円規模となる。現在事業中の直轄国道につながる県管理道路や地域高規格道路（県施行）13路線・16カ所の整備を重点的に進める。
他にも主な新規事業として▽整備水準を超える洪水等への対応=8億4600万円▽i－Construction=4億5900万円▽農業用水の水辺周辺の活用=5億900万円▽下水道分野における水ビジネスの推進3300万円―などを打ち出した。
