見たもん勝ち ～建設業応援団～
【全建】 21年度のCCUSモデル工事で36現場を選定
2021/06/30業界動向
建設メール
全国建設業協会（全建）は、2021年度全建建設キャリアアップシステム（CCUS）モデル工事現場を選定した。現場数は36カ所。昨年度と同様に10月開催予定の地域懇談会・ブロック会議で資料として提出し、その後に関係機関へ提言・要請していく考えで、本年度は加点対象等のインセンティブの有無が普及促進に影響するかなどについても検証する。
モデル工事現場の発注者別内訳は、国土交通省地方整備局15件、県17件、市1件、民間3件。都道府県別では宮城12件、福島2件、栃木1件、群馬3件、山梨1件、長野2件、静岡3件、愛知1件、滋賀2件、京都1件、島根2件、長崎3件、宮崎1件、鹿児島2件。
昨年度のモデル工事現場でアンケートを実施した結果、「CCUS活用のメリットがあった」という回答は2割に過ぎなかった。一方で、普及促進に向けては「公共工事の積算での技能（カード）に応じた賃金体系の構築が必要」という意見があった。この点を踏まえて課題やメリットを把握していく。
