見たもん勝ち ～建設業応援団～
【日建協】 ビジョン2030まとまる／10年先の建設産業へ指針
2021/08/04業界動向
建設メール
日本建設産業職員労働組合協議会（日建協）は「日建協ビジョン2030～誰もがいつまでも働ける 誰からも誇りに思われる産業」を策定した。10年先の建設産業のあるべき姿・ありたい姿について議論を重ね、これからの指針とするもの。
現在、国土強靱化、インフラ整備の維持補修・再構築、データや新技術を活用したまちづくり、新エネルギー関連事業や異業種とのコラボレーションによる新規事業への進出など、新たな取り組みが進んでいる。そのような状況下で、労働環境・労働条件、担い手不足など諸問題の解決と長年の閉塞感からの脱却を図る必要があると考えている。
組合員からは「建設産業の魅力をもっと広報しなければならない」「他産業並みの労働時間や休日確保ができなければ持続的な発展は見込まれない」「処遇がさらに向上しなければ担い手不足の解消にはつながらない」「子どもたちが選ぶ人気の産業であってほしい」といった声が寄せられている。
これらを受け日建協では、2030年へ向けて建設産業が「社会に貢献し、評価される仕事をし、その仕事を通じて全世界の誰からも誇りに思ってもらえるような産業を目指す」ことを掲げた。
今後は、各種会議や実行委員会等において活発な討議を行っていく。
