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【事業評価】 新大宮上尾道路の有料投資額は150億円増額
2021/08/04建設時事
建設メール
国土交通省の社会資本整備審議会道路部会の第21回事業評価部会が4日に開かれ、有料道路事業を活用した道路整備として計画する一般国道17号新大宮上尾道路（与野～上尾南、延長約8・0㎞）の有料投資額の変更を了承した。これにより、有料事業費は従来の約460億円から約150億円増額の約610億円に変更する。
会計検査院が4月に公表した「高速道路に係る料金、債務の返済等の状況に関する会計検査の結果」などを踏まえ、国交省が関係自治体の意見を確認。出資積立金の積み立て時期の見直しを行い、償還余力を最大限活用して有料道路事業を拡大、将来の支払い利息の低減を図ることで、同路線の整備促進を求める意見を、埼玉県とさいたま市が提出した。有料道路事業者である首都高速道路は、対象区間の整備を実施する意向を示していた。
計画では、区間によって責任分担を明確化した上で、利用者負担（収入で賄える分）と税負担の組み合わせにより対応する。「与野JCT（仮称）」から「上尾南出入口（仮称）」間の日常的なメンテナンスが必要な舗装や設備工事、有料道路と接続するJCT部、料金徴収施設が設置される出入口の整備については首都高が実施し、その他の高架工事や用地取得等は公共事業として国交省が施行する。
