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【CCUS】 一般土木Cランクは36件で活用推奨モデル工事を
2021/08/06建設時事
建設メール
国土交通省は、直轄の一般土木工事における建設キャリアアップシステム（CCUS）活用モデル工事の実施状況を明らかにした。2020年度に契約した工事は全国で38件あり、うち義務化モデル工事が21件、活用推進モデル工事が17件となった。本年度は7月16日時点でWTO対象では全67件の発注を予定しており、内訳は義務化モデル工事が63件、活用推進モデル工事が4件。Bランクを対象とする一般土木工事では、活用推奨モデル工事として全国で10件、Cランクが対象となる一般土木工事では、活用推奨モデル工事として都府県建設業協会の賛同を得た36件で試行を計画している。
Bランクの活用推奨モデル工事は北海道で7件、北陸で1件、九州で2件を予定。Cランクの活用推奨モデル工事は、栃木県、埼玉県、東京都、長野県、岐阜県、奈良県、沖縄県で各1件、滋賀県、大阪府、宮崎県、鹿児島県で各2件、静岡県、島根県、岡山県、山口県で各3件、兵庫県で4件、愛知県で5件を予定。また、本年度は現時点で工事発注は予定されていないものの、宮城県、福島県、群馬県、山梨県の建設業協会は活用推奨モデル工事の実施に賛同しており、昨年度に試行を実施した。
CCUS義務化モデル工事は、CCUSの活用を成果として特記仕様書や入札説明書に明記（契約事項）するとともに、達成状況に応じて工事成績評定で加点・減点するもの。CCUS活用推奨モデル工事は受注者希望方式となり、各地の建設業界の要望や理解を踏まえつつ、各地方整備局等で実施する。20年度はBランクで10件、Cランクでは18件を試行した。
なお、国交省と日本建設業連合会では、モデル工事のフォロー調査等を実施し、導入メリットの周知を含めて公共工事におけるCCUSの普及方策を検討していく。
