見たもん勝ち ～建設業応援団～
【熊谷組】 次世代都市型コンパクトオフィスへ福井本店建て替え
2021/08/18民間開発
建設メール
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福井本店の外観
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熊谷組（本社・東京都新宿区、櫻野泰則社長）が、同社創業の地である福井市で建て替え工事を進めてきた「福井本店」が竣工した。新たな本店ビルでは、中高層木造建築を視野に入れて独自開発した高性能の耐火木材を使用してZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）に取り組んだ。また、働く人の健康増進や快適性・知的生産性向上を図るスマートウェルネスオフォスを構築し、次世代都市型コンパクトオフィスを実現した。新ビルの運用開始後も新技術の導入効果を実証・検証し、環境配慮型の建築物普及と持続可能な社会実現に取り組む考え。
所在地は福井市中央2丁目6-8で、敷地面積は565・51㎡。
施設規模はS造＋木造（ハイブリッド構造）の4階建て、延べ床面積1190・85㎡で、耐火建築物となる。1階はエントランスホールと会議室、2階は展示場や打ち合わせスペースを配置し、3・4階を事務室とした。木造の採用に当たっては、業務・資本提携している住友林業と協業し、材料や耐火をはじめとする技術面で連携を図った。正面玄関の外壁には、同社創業の工事で福井県初の水力発電所で実際に使われていた石積みを配し、建物内には同社の歩みを紹介する歴史記念室を開設した。
櫻野社長は「当社が取り組む木造建築とZEBの技術はSDGsの達成に向けた課題解決に必ずや寄与すると確信している」とし「この『熊谷組が描く未来のオフィスビル』の効果実証を踏まえて、さらに技術に磨きをかけ、環境配慮型の建築物の普及とサスティナブルな社会の実現に取り組む」と話している。
