見たもん勝ち ～建設業応援団～
【新技術活用】 大手ゼネコンの最新技術を地方でも
2021/08/19業界動向
建設メール
国土交通省と日本建設業連合会（日建連）は、生産性向上につながるICTなどの新技術活用推進に当たり、大手ゼネコンの最新技術を地方に生かす取り組みを検討する。今後、全国に先駆けて四国地方整備局でインフラDX推進本部・幹事会の合同会議を開き、建設業における新技術の展開についての考え方や具体的に取り組むべき技術、活用が希望される技術、推進の枠組みなどを検討していく。地域の建設業が使える最新の新技術を集結したモデル工事を「見せる現場」として実施することを視野に、来年度以降の発注を目指す。
建設業において若手技術者を確保・育成するに当たり、魅力とやりがいのある職場環境が必要であるため、日建連が先導役となり新技術を工事で取り入れるとともに、地元業者にも広まる内容と戦略を考える。生産性、安全性、工期短縮、担い手確保、省力化などを前提に、各社の新技術を取り入れ、直轄の公共事業で新技術の現場実証を図るほか、国交省と日建連が連携して新技術活用の効果をPRしたい意向だ。
