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【日建連新委員長】 「受発注者とのパイプ役に」池田謙太郎インフラ再生委員長
2021/09/07インタビュー
建設メール
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今後の抱負を語る池田委員長
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日本建設業連合会（日建連）インフラ再生委員長に就任した池田謙太郎氏がインタビューに応じ、所信表明とともに重点課題などを語った。委員会の役割については「契約問題や発注に関する課題を協議した上で、受発注者とのパイプ役になるよう取り組む」とし、「意見交換を含め、現場の声を直接伝えていきたいが、コロナ禍にあるので、落ち着き次第始動する」との方針を示した。
まず「前代未聞のコロナ禍にあり、カーボンゼロを目指すという政府の大方針があり、エネルギー変換が進むという産業界にとって一大旋風が巻き起こっている。建設業ではICT、DX（デジタルトランスフォーメーション）が急速に進んでいる。ただリアルに物事を進められないということが、活動面において皆さんの力を発揮しきれてないという残念さはある」と状況を述べた。
重点的に取り組む事項については「インフラ再生で最も進んでいるのは高速道路関係。しかしながら思ったよりは進んでいない。使用しながらの既存施設の修繕は決して慣れているものではない。技術面を含めて、国土強靱化、防災・減災の柱となるのでスムーズに進められるよう議論していく」とし、解決策として「今は手探りの状態だが、ICTやDXの開発により効率的になると期待している。設計から施工まで人海戦術に頼っているが、今後は省力化が鍵となる」と指摘。
加えて「BIM／CIM、ICTの推進は重要であり、今後大きな課題になる。国土交通省が推奨するインフラDXに関しても、地方への普及を含め協議していきたい」と説明した。
【略歴】いけだ・けんたろう
1983年清水建設入社。同社土木事業本部土木東京支店工事長、常務執行役員 営業総本部土木営業本部長等を経て、本年6月から代表取締役専務執行役員・土木総本部長、安全環境担当。63歳。
