見たもん勝ち ～建設業応援団～
【国交省概算要求】 〈港湾局〉CNP形成計画の策定支援
2021/09/09建設時事
建設メール
国土交通省港湾局の2022年度予算概算要求では、対前年度当初比1・19倍となる国費3066億円を要求している。港湾整備事業は1025億円、港湾海岸事業は144億円で、いずれも同比1・20倍を求めた。新たな成長推進枠のうち、グリーン関係は公共分が659億円、デジタル関係は公共分が23億円となっている。新規制度では、カーボンニュートラルポート（CNP）形成計画の策定に対する支援制度を創設する。また、CNP実証事業として脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化を図るため、新技術等を活用した実証事業を行う。
港湾施設の老朽化対策の促進・高度化では、国交省のインフラ長寿命化計画（行動計画）第2次計画で新たに位置付けられた、既存施設の統廃合、機能の集約化と転換、新技術等の活用検討とそれに伴う個別施設計画の見直しに対する支援制度も創設する。
国民の安全・安心確保では、大規模自然災害からの復旧・復興のほか、港湾の防災・減災、国土強靱化の推進、地震・津波・高潮・侵食被害に備えた港湾海岸の整備、港湾施設や海岸保全施設の老朽化対策を進める。
港湾整備においては、ICT施工や3次元データ活用による抜本的な生産性向上を図るとともに、リモート化、省人化への転換を加速する。
