見たもん勝ち ～建設業応援団～
全建が地域ぐるみのCCUS普及促進に本腰
2021/09/13業界動向
建設メール
建設キャリアアップシステム（CCUS）の普及促進を図る全国建設業協会（全建、奥村太加典会長）は13日、第1回目となる地域CCUS推進委員会をオンラインで開催した。CCUSの普及促進に効果のある取り組み、妨げとなっている事項の把握、効果的取り組みの水平展開などを検討する。開会に当たり、全建の山崎篤男専務理事は「今後のCCUSの地域ぐるみの普及促進を加速化させるとともに、他協会にも情報発信し、波及効果を図って全国的につなげていきたい」と意気込みを語った。
今年春の段階で、CCUSにおける会員企業の事業者登録数は、全体の2割程度にとどまっているのが状況。中小企業中心の全建会員では、普及促進に限界があるとの見方から、地域ぐるみでの取り組みを実施する運びとなった。
今回の委員会発足に先立ち、CCUSを先行的・積極的に推進している全国の都道府県建設業協会に「先行的取組協会」としての登録を打診。その結果、宮城、栃木、群馬、埼玉、東京、山梨、長野、愛知、京都、大阪、兵庫、奈良、岡山、島根、山口、宮崎、鹿児島、沖縄の18協会が第一次登録となり、各協会の専務理事が委員に就任した。
