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官庁営繕工事は完成時の書類提出を原則電子に一本化へ
2021/10/14建設時事
建設メール
国土交通省官庁営繕部は、営繕工事で受注者に提出を求める書類のうち完成時の書類である完成図、保全に関する資料、完成写真について原則電子としてデータでの提出に一本化する。工事関係図書等に関する効率化実施要領案を一部改定し、地方整備局へ通知しており、早ければ今月中にも各整備局が実施要領を変更する。各整備局が定める日付以降に契約する全ての工事に適用するものの、受発注者の協議により継続工事でも適用することができる。
官庁営繕工事では、これまで工事中の書類は情報共有システム（ASP）等を活用して電子化を進めてきた。完成時の書類については、施設管理者の利便性に配慮して電子データの他に紙でも提出を求めていたが、今後は原則電子データのみの提出とする。ただし保全に関する資料のうち、機器の取扱説明書など受注者が紙でしか保有していない書類は、紙による提出を認める。
工事受注者からは、電子データによる提出の一本化を求める強い要望が出ていたことから、受注者の負担軽減につながる見通しだ。
なお、今回の実施要領改定は地方自治体にも情報提供する。
