見たもん勝ち ～建設業応援団～
【防災・減災対策】 強化事業推進費で110件に約134億円を配分
2021/10/19建設時事
建設メール
国土交通省は本年度第2回目の防災・減災対策等強化事業推進費として、110件に対して国費134億3397万8000円の配分を決定した。大雨で浸水被害等が発生した地域での緊急的な再度災害防止や、大雨等による災害を未然に防ぐ事前防災対策などに対し緊急的に予算を支援する。今回、交通事故の再発防止対策にも予算を配分している。
主な箇所では、洪水対策・浸水対策の河川維持修繕事業で、静岡市駿河区広野～葵区油島の安倍川水系安倍川に8億3270万円、交通安全対策の道路交通安全施設等整備事業で、千葉県八街市の市道102号線ほか10カ所に2500万円、崖崩れ・地すべり等対策の道路維持管理事業で、長野市小松原の一般国道19号に10億円などが対象になった。
配分事業の内訳は、被災地域での災害対策として▽洪水対策・浸水対策に14件、約35億円▽崖崩れ・法面崩壊等対策に9件、約11億円▽暴風・波浪等対策に4件、約9億円を配分。交通事故の再発防止対策では、交通安全対策に2件、約13億円を充てる。災害が起きる前に被害を防止する事前防災対策では▽洪水・浸水対策に10件、約21億円▽崖崩れ・法面崩壊等対策に5件、約22億円▽鉄道施設の浸水対策・耐震対策に56件、約13億円▽ホームドア整備に10件、約10億円を充当する。
同推進費は、事業の実施環境が新たに整った場合などに年度途中で機動的に予算を配分し、防災・減災対策を強化する予算となる。
