見たもん勝ち ～建設業応援団～
【主要建設資材】 21年度は4資材の需要が増加と推計
2021/11/09業界動向
建設メール
 |
|
主要建設資材需要見通しの推移
|
国土交通省が発表した2021年度の主要建設資材需要見通しによると、6資材（9品目）のうち、セメント、生コンクリート、木材、普通鋼鋼材の4資材は、前年度を上回る需要と推計している。建築補修を除く本年度の建設投資見通し（名目値）が前年度比2・9％の増加となり、うち建築部門は2・2％の増加、土木部門は4・0％の増加見通しであり、アスファルト以外の資材は昨年度実績値と比較して増加する見込みだ=表参照=。
資材別の前年度比の需要見通しは、木材が4・5％増の850万立方mと大幅に増えたほか、普通鋼鋼材が2・9％増の1870万トン、セメントが1・5％増の3900万トン、生コンクリートが1・0％増の7900万立方mとなったものの、アスファルトは0・9％減の120万トンだった。
また、骨材は1万8300万立方m、砕石は9300万立方mの需要と推計するが、前年度との比較ができないため本年度の数値のみを示した。
需要見通しは、建設事業に使用される主要な建設資材の年間需要量の見通しを公表することで、建設資材を安定的に確保し、円滑に事業を推進する目的で公表している。
