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【建設職人基本法】 見直しに向け超党派の議員が議論
2021/12/08建設時事
建設メール
「建設職人基本法」超党派国会議員フォローアップ推進会議が6日、参議院議員会館で開かれた。討議に先立ち議長を務める二階俊博・前自民党幹事長があいさつし「基本法は5年を迎え見直しの時期に来ている。この機会に現場の皆さまのためになる議論を期待する」と呼び掛けた。
前回の会議で「安全衛生経費」「より安全な装置」「墜落・転落災害防止対策の充実強化」の3項目について、実効性のある対策を講じる内容を決議したことを受けて、今回は3つの項目に関する取り組み状況を関係省庁である国土交通省と厚生労働省に聞いた。
さらに、建設工事従事者に対して実施したアンケート結果（回答者2102人）の報告と、同アンケートに基づく建設キャリアアップシステムの問題点等を話し合った。
議長代行に就任した赤羽一嘉・前国土交通大臣は、システム自体は職人の処遇改善につながる良い制度としながら「現場の生の声を聞くことが重要」と強調した。
建設職人基本法は、議員立法として成立してから来年6月で5年を迎えるため、見直し作業を進めている。次回の会合では、民間工事における安全衛生経費などについて話し合うとしている。
