見たもん勝ち ～建設業応援団～
【22年度政府予算】 公共事業予算の確保に感謝／3団体会長がコメント
2021/12/27業界動向
建設メール
24日に2022年度政府予算が閣議決定されたことを受け、建設業3団体の会長が感謝するコメントを出した。
【日本建設業連合会・宮本洋一会長】
22年度政府予算は、前年度とほぼ同額の公共事業予算が確保された。特に『防災・減災、国土強靱化のための5カ年加速化対策』は、初年度分に16カ月予算として一体で編成された21年度補正予算を加えると、引き続き前倒しの進捗状況が維持された。また、今回初めて認められた『事業加速円滑化国債』は、日建連が要望していた予算の単年度主義の弊害を是正する大変ありがたい制度。予算の確保と新制度の創設にご尽力いただいた国土交通省をはじめとする政府および与党の関係各位に感謝を申し上げます。
『コロナ克服・新時代開拓のための経済対策』で示された対策の着実な実施により、新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ景気の回復と、社会経済活動が力強く推進されることを期待したい。また、防災・減災、国土強靱化の推進とともに、ウィズコロナの状況下、DX化や50年までのカーボンニュートラルの実現など、新たな課題にも適切に対応していただくよう希望する。
日建連においては、施工余力は十分に有しているので、引き続き、会員一丸となって公共工事の円滑な施工に万全を期してまいる所存です。
【全国建設業協会・奥村太加典会長】
20日に成立した21年度補正予算において、公共事業費が約2兆円、うち防災・減災、国土強靱化5か年加速化対策の2年目分として1兆2500億円余が計上されたことに続き、22年度予算案に、前年度と同水準の6兆500億円余の公共事業予算が計上されたことは、私どもがこれまで要望してきた内容をおおむね実現していただいたものとして、大変うれしく思っている。
予算案の取りまとめに当たり、ご尽力いただいた国土交通省をはじめ政府および与党の関係各位に心から感謝を申し上げます。
今後は、本年度補正予算から来年度の当初予算にかけて、切れ目なく予算執行がなされ、施工の平準化にも配慮していただくとともに、地域の実情を踏まえた予算の重点的配分がなされるよう重ねてお願いする。
全建と47都道府県建設業協会は、会員企業の施工能力を生かし、事業の円滑な実施に貢献するとともに、国民の暮らしを守り、さまざまな経済活動を支える社会インフラの整備・保全に引き続き全力で取り組んでまいりたい。
【全国中小建設業協会・土志田領司会長】
22年度予算案は、21年度補正予算を加えると前年度予算を上回る公共事業予算が確保された。また、22年度補正予算と合わせて切れ目のない予算執行による施策効果の早期実現を図ることされるなど、計画的な執行により、受注者にとって工事発注や引渡し時期の平準化が進むことになり、感謝いたします。
予算配分に当たっては、地域の実情に配慮された重点配分をされることをお願いするとともに、発注手続きについては、国の施策等の趣旨を地方公共団体の担当者まで浸透するようさらなるご指導等をお願いしたい。
全中建としては、会員企業の施工能力を十分に活かし、事業の円滑な執行に努めてまいります。
