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22年度から国土交通省登録資格は土木で組み合わせ加点試行へ
2022/02/16建設時事
建設メール
国土交通省は、民間が認定した「技術者資格」を登録し、業務発注時の評価で活用している同省登録資格のさらなる活用に向けて、組み合わせ加点を試行する。現在、4段階で評価しているものを6段階評価に見直す考えで、土木事業のメンテナンス関係業務を対象に2022年度から試行に着手し、本格運用につなげていく。
14年3月に制度を創設した同省登録資格は、年々資格数が増え、昨年度までに計画・調査・設計分野で83資格、維持管理分野で245資格の合計延べ328資格が登録済みとなっており、業務入札時の参加要件や落札業者選定時の評価で活用されている。
現行の評価は、①技術士、博士（工学）で5点②国交省登録資格で3点③RCCM・土木学会（特別上級、上級、1級）で1点④それ以外は評価しない―の4段階で行っている。評価の見直し案によると、技術士・博士の資格に、該当業務に応じて高い専門性を有する同省登録資格と組み合わせて、単純に加点を行う評価方法を採用する。例えば、橋梁点検業務で①技術士（5点）＋②道路橋点検士（3点）の場合は組み合わせ加点が8点となる。②と③を組み合わせた加点（4点）も新たに設けることで、6段階での評価を可能にする。
ただし、各地方整備局や業務分野により配点が異なるため、各配点に対する一定の乗率に基づき点数を算出する。
