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【高速道路】 7カ所の約43㎞が4車線化候補箇所に
2022/03/04建設時事
建設メール
国土交通省は4日、財政投融資を活用した高速道路の暫定2車線区間の4車線化に向けて、2022年度から新たに着手する候補箇所を選定した。昨年11月に閣議決定した経済対策において、防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保のための高速道路等の整備が示されたことから、災害、渋滞、事故発生箇所などを総合的に勘案し、全国で7カ所、延長約43㎞が対象になった。総事業費には2570億円を見込む。今後、予算成立後の事業許可に向けて必要な手続きを進めていく。
同日の閣議後会見で斉藤鉄夫大臣は「暫定2車線区間は4車線と比較して、渋滞や事故防止、災害時のリダンダンシー確保といった課題がある。物流を効率化し、国際競争力の強化や生産性向上を達成するためにも、高速道路の4車線化を進めることが重要」と話した。
高速道路の暫定2車線区間に関しては、19年9月に課題が大きい区間を優先整備区間（約880㎞）として選定したところ。国交省では残る優先整備区間についても財源の確保状況等を踏まえて順次整備を進める考え。
候補箇所は次のとおり。※①延長②事業費③都道府県
▽道東自動車道「トマムIC～十勝清水SIC」=①約5・9㎞②280億円③北海道
▽常磐自動車道「広野IC～ならはIC」=①約5・6㎞②310億円③福島県
▽東海北陸自動車道「福光IC～南砺SIC」=①約4・6㎞②80億円③富山県
▽舞鶴若狭自動車道「小浜西IC～小浜IC」=①約7・6㎞②610億円③福井県
▽米子自動車道「溝口IC～米子IC」=①約4・8㎞②170億円③鳥取県
▽浜田自動車道「大朝IC～旭IC」=①約11・2㎞②750億円③島根県・広島県
▽東九州自動車道「津久見IC～佐伯IC」=①約3・3㎞②370億円③大分県
