見たもん勝ち ～建設業応援団～
【統計調査】 1月の受注高は前年比1・8％増の6・7兆円に
2022/03/11建設時事
建設メール
国土交通省が公表した2022年1月分の建設工事受注動態統計調査報告によると、受注高は6兆7338億円で前年同月比1・8％増となった。元請け受注高は4兆2391億円で前年同月比0・4％増、下請け受注高は2兆4947億円で同比4・2％増に。元請け受注高のうち、民間等からの受注は3兆1792億円で、同比10・9％増だった。
1件500万円以上の公共機関からの受注工事額は、前年同月比28・3％減の9739億円。国の機関からの受注工事額は同比46・2％減の4116億円で、昨年1月に大規模工事が発注された政府関連企業等の道路や国のその他工事の影響もあり大幅に減少した。地方の機関からの受注工事額は同比5・1％減の5623億円で、都道府県とその他が増加となっている。
民間は、建築・建築設備工事の1件5億円以上の工事受注額が前年同月比55・1％増の9033億円で、製造業の工場・発電所や不動産業の倉庫・流通施設で増加が目立ったほか、運輸業・郵便業の宿泊施設で大規模工事の受注があったことが影響している。土木・機械装置等工事は、1件500万円以上の工事が同比11・9％減の4694億円だった。
業種別では、総合工事業が前年同月比2・2％増の3兆9220億円、職別工事業が同比11・1％減の1兆356億円、設備工事業が同比10・0％増の1兆7761億円の内訳となる。
