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【北陸整備局】 22年度から総合評価で表彰制度の項目・配点を再編
2022/03/16建設時事
建設メール
北陸地方整備局は、2022年度からの総合評価落札方式で表彰制度やICT活用などの項目、配点を見直すほか、地域内外での地域貢献度の評価を改定する。表彰制度の複雑化、ICT・新技術の活用、災害の広域化などにより、評価項目・配点が形骸化してきていることから▽工事成績関係表彰▽生産性向上関係表彰▽災害貢献―の3つの枠組みに再編し、評価項目と配点の最適化を図る。
表彰制度の評価では、優良工事表彰と安全管理表彰を一本化。優良工事は局長表彰を3点、事務所長表彰は1点とし、安全管理優良表彰の1点を加え配点は最大4点とする。成績優秀企業認定は継続する。
また、ICT活用工事が一般化してきたため、革新的な技術活用等で生産性向上を図る先進的な技術活用を「生産性向上技術活用表彰」とし、講習会の開催などICT活用技術の底上げを図った場合に「ICT人材育成推進企業認定」として評価。配点は最大2点で、生産性向上技術活用表彰は2点、ICT人材育成推進企業認定は1点。これまでの企業認定や今後のDXの取り組みなどから、23年度までの期限付き措置とする。現在のICT活用工事優秀企業認定は22年度の認定で廃止し、重複した評価は行わない。
地域貢献度では災害の激甚化、広域化に伴い項目を見直し、地域内での活動を「地域貢献度」、地域外での活用は「災害貢献度」とする。地域貢献度の評価は最大3点、災害貢献度の配点は2点とし、組み合わせても最大3点とする。
さらに、橋梁補修工事での入札不調対策として、WTOを除く鋼橋上部工で、過去3カ年の橋梁補修工事の実績や北陸地整管内での製作工場の保有状況を評価対象に加える。
そのほか、工事成績の平均点上昇に伴い、22年度中に配点を分析、検討し、WTO段階選抜での「労務費見積り尊重宣言」およびカーボンニュートラル対応の評価については、全国的な議論を経て決定する。
