見たもん勝ち ～建設業応援団～
【関東整備局】 建設現場の遠隔臨場を6月1日から本格化
2022/05/26建設時事
関東地整発
関東地方整備局は25日、建設現場の遠隔臨場について1億円以上の工事は原則、全て発注者指定で実施する方針を決めた。さらに、1億円未満の工事でも効果が期待できる工事は発注者指定により行う。適用は6月1日以降に入札契約手続き（入札・契約手続運営委員会）を開始する案件からで、これまでの「試行」から本格実施となる。
遠隔臨場での状況確認は、受注者が固定カメラまたはウェアラブルカメラで映像データをリアルタイムに配信・記録する。監督職員は発注事務所の机上（モニター、パソコン）にて段階確認、材料確認、立会を実施。その際、必要に応じて音声通話による指示などを行う。
機材などは、受注者が▽パッケージ化されたレンタルのシステム▽情報共有システム（ASP）▽Web会議システム―などの配信システムを選択して現場に導入する。ただし、現場での動画撮影にスマートフォンなどを使用した手持ちによる撮影を禁止している。
今後は、アンケートなどで電気や機械といった土木工事以外の工種についても適用性を確認することや、通信環境が悪い地域での導入に向けた課題解決などを追跡調査していく。
