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【斉藤国交相】 「本当にありえない話」／不適切生コン出荷問題
2022/06/07建設時事
建設メール
川崎市の生コン製造業者がJIS規格に適合しないコンクリートを出荷していた問題で、斉藤鉄夫国土交通大臣は7日の閣議後会見で「誠に遺憾だ。生コンクリートの品質の多くの主要な部分をいわゆる時間管理が占めており、そういう意味では本当にありえない話だと思っている」と話した。
当該の生コン業者からは、東京都と神奈川県の30現場で不適切な生コンを出荷した可能性があるとの報告を受けており、「JISの生コンについては通常、90分以内に打設する必要があることから、不適切な生コンが打設された現場は川崎市周辺に限られるものと考えている」と説明。現在、川崎市が出荷先の現場で生コンの使用部位や当面の安全性について調査している。国交省としても協力して調査を進め「建築基準に適合する改修等の措置がなされるよう対応していきたい」とした。
建築基準法では、基礎などの部分に使用されるコンクリートはJISの基準に適合または国土交通大臣の認定を取得した生コンクリートを使用することを求めている。
