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【建設業倒産】 22年上半期は583件発生／帝国データバンク
2022/07/08業界動向
建設メール
帝国データバンクが発表した2022年上半期の企業倒産集計によると、建設業は583件発生した。前年同期比で53件増加（10・0％増）し、09年上半期以来の2桁増を記録している。業種別では、前年同期比で職別工事業が246件で同数だったものの、総合工事業が214件で25件増、設備工事業が123件で28件増となり、特に衛生設備工事などで増加が見られた。
22年上半期全体の倒産件数は3045件で、上半期としては5年連続減少し、過去最少を記録した昨年をさらに下回るなど、歴史的低水準が続いた。ただし、負債総額は5年ぶりに1兆円を超えている。
同社では、上半期の減少率が微減にとどまったため「倒産動向に変化の兆しがみられる」とした上で「企業倒産はコロナ禍前半の減少基調から横ばい圏にシフトした」と分析している。
なお、6月の建設業倒産は114件で、前年同月比17件増となり、木造建築工事等の総合工事業が同比14件増加したこともあって、全体の件数を押し上げた。
