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【建退共】 「方式Ⅲ」と「R方式」試行へ／電子申請とCCUS連携
2022/08/01業界動向
建設メール
勤労者退職金共済機構・建設業退職金共済事業本部（建退共本部）は、電子申請方式と建設キャリアアップシステム（CCUS）の連携を図るべく、建退共就労実績報告書作成ツールとCCUSの両システム改修に着手した。元請けまたは一次下請けによる一括作業方式となる新規の「方式Ⅲ」と、「R方式」（一覧データ登録方式）に関しては8～9月を試行期間とし、不具合があるかなどを探る。
建退共とCCUSのデータ連携については、これまで「方式Ⅰ」（直接入力方式）、「方式Ⅱ」（下請個別作業方式）で行ってきたが、新規の「方式Ⅲ」（元請または一次下請けによる一括作業方式）では、カードリーダーのタッチ漏れなどを保管するため、建退共側に就労実績が蓄積されていればCCUS側に戻すことが可能な「R方式」も組み込む。
今回のシステム改修では、既に試行を導入する事業者を選定しており、「方式Ⅲ」は7月の就業履歴を活用して今月10日にCCUSから建退共連携データダウンロードを開始し、不具合があるかどうかを確認する。その後説明会を実施し、実施可能な企業に9月から順次導入する。
「R方式」についても8月中に試行導入。9月1日からCCUSへ建退共からの連携データ受け付けを開始する運び。
CCUS連携マニュアルに関しては、試行導入に合わせて順次見直しを図る。
建退共では、CCUSのカードタッチによる退職金に関する意識付けとそれによる処遇改善への寄与を期待している。
