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【経済調査会】 全国的に騰勢強まる／上半期の資材価格動向
2022/08/18業界動向
建設メール
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主要資材市況の上伸状況
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経済調査会は、積算資料9月号において2022年上半期の資材価格動向を振り返り「世界的な資源高により全国的に資材価格の騰勢強まる」と報告した。
上半期は、国際的な資源相場の影響を直接的に受けやすい鋼材類や石油製品のみならず、幅広い品目でメーカー等供給側の底上げが需要者との取引価格に浸透し始め、生コンクリート、アスファルト混合物、合板、電線・ケーブル、鋼管類など「主要な資材価格は全国的に上伸した」と説明。特に異形棒鋼やセメント、ストレートアスファルト、コンクリート型枠用合板等は、この半年で過去最高値を更新した。
また、生コンクリートやアスファルト混合物は、原材料であるセメント、ストレートアスファルトの騰勢を受けた販売側の値上げ交渉が全国各地で活発化し、多数の都市で需要者との取引価格に値上げの浸透が見られた。
下半期については、依然として国内の建設資材メーカーの値上げ姿勢が強いことから、全般的に市況の騰勢は今後も続くと想定する。ただし、一部の国際資源には需要緩和の傾向が出ており、その影響を受けた異形棒鋼や鉄スクラップ、電線などは下落に転じているなど、市況に変化の兆しもあるため「先行きの見通しには不透明感も漂う」と指摘。今後の供給側と需要者側の価格交渉は、国際情勢の推移を見ながらの展開となりそうであり「引き続き、建設資材価格の最新の動向が注目される」としている。
