見たもん勝ち ～建設業応援団～
【道路管理】 3次元点群データを提供／直轄国道9000㎞から
2022/08/22建設時事
建設メール
国土交通省は、道路管理の効率化を図るために2018年度から収集・活用に取り組んでいるモービルマッピングシステム（MMS）による3次元点群データ等の提供事業を22日から始めた。
公募によって選定した日本デジタル道路地図協会が提供事業者となる。国交省では直轄国道全線の3次元点群データを順次取得中で、今回提供を開始するのは、20年度までに処理等が完了した約9000㎞のデータ。配信単価は5100円／㎞（計測延長）。データを広く公開し、民間企業等による多様なアプリケーションの開発を促進することで、道路交通上の諸課題解決につなげていく。
MMSでは、GNSS（汎地球測位航法衛星システム）、レーザースキャナ、カメラなどの機器を車両に搭載し、走行しながら3次元の道路の形状・データを高精度で効率的に取得することができる。国交省では今後も提供データを順次拡大していく方針だ。
データ提供希望者の問い合わせ先は、同協会・市川氏、黒須氏（電話03-3222-7990、FAX03-3222-7991。ホームページはhttp://www.drm.jp/pointcloud/）。
