見たもん勝ち ～建設業応援団～
【民間建築】 多摩川住宅建替えの初弾が着工
2022/09/02民間開発
建設メール
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完成予想図
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東京都調布市で計画される「多摩川住宅ホ号棟マンション建替事業」の工事が始まった。2021年度のマンションストック長寿命化等モデル事業に採択されたもので、同マンション建替組合、住友不動産、長谷工コーポレーションが総戸数380戸の団地を905戸のマンションに建て替える。全体総戸数約3900戸、総面積約50haを誇る「多摩川住宅地区」の地区計画エリア内の先陣を切って着工したもので、設計・施工は長谷工コーポレーションが担当する。24年11月下旬の完成を予定。
所在地は、調布市染地三丁目1-811ほか地内。施設規模はRC造12階建て。「ホ号棟」の「住宅再生A地区」では容積率の上限が引き上げられたことにより、380戸（11棟）から905戸（7棟、うち非分譲住戸245戸）のマンション建て替えやコミュニティー街路・公園・広場の整備、歩道状の空地を外周部に設置することが可能になった。間取りは1K～4LDK。
建て替えに当たっては、長期優良住宅認定のマンションとし、ZEH認証申請も予定するなど環境に配慮した建築とするほか、エレベーター設置、街路・歩道の整備等のバリアフリー化にも取り組む。
なお多摩川住宅は、東京都住宅供給公社が手掛けた初の大規模団地で、高度経済成長期における東京の住宅不足を解消するため、調布市と狛江市にまたがる広大な田園地帯に建設された。
