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【関東整備局】 松本健道路部長インタビュー「安心・安全な道路実現へ地域の要望を反映」
2022/09/07インタビュー
関東地整発
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就任の抱負を語る松本部長
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関東地方整備局の松本健道路部長は、就任の抱負として「関東地方は全国の約1割の面積に4割近い人口で、経済が集中している重要な地域。暮らしや経済・社会活動の基盤となる道路を着実に整備し、安心・安全の確保や円滑な交通を実現したい。そのために都市部・地方部ともに地域の皆さまからの要望などを真摯に受け止め、事業に反映させていきたい」と決意を示した。
幹線道路網の整備に関して「圏央道や東京外環道などの環状道路、東埼玉道路や北千葉道路などの放射状道路を中心に、計画的な整備を進め、管内のインフラを強化していきたい。道路整備を通じて関東および日本全体の経済を活性化し『元気な国作り』につなげていくことを目指す」と意気込んだ。さらに、道路の老朽化対策では「国土交通省道路局時代に関東道路メンテナンスセンターの設置に携わった経験を生かして、地方公共団体が管理する橋梁、トンネルなどのメンテナンス業務を支援していきたい。全国で約70万橋を管理する地方公共団体を支え、課題を気軽に相談できる存在を目指し、コミュニケーションを密に取っていく」と意欲を見せる。
仕事への取り組み方については「チームプレイが大事だと考えている。組織の中での意思疎通や、関係組織との連携および調整が不可欠。地方整備局や現場を担当する国道事務所だけでなく、地方公共団体や建築業界などの方々からの意見にしっかりと耳を傾け、円滑な業務進行に努めたい」との認識を明らかにした。
これまでの仕事で印象に残っものとして、国交省道路局企画課企画専門官の時代に経験した、東日本大震災への対応を挙げる。震災の5年前に東北地方整備局に勤務しており「被災地域の惨状を目にしたときは心が痛んだ。発災直後、数多くの現場に足を運び、現地支援や復旧復興事業の調整対応などを通じて、被災地支援に汗を流した。その後、少しずつ復興していくのを実感して、胸が熱くなった」と振り返った。
【略歴】まつもと・たけし
1996年東京大学大学院都市工学専攻修士課程、同年近畿地方整備局大阪国道事務所管理第二課採用。国土交通省道路局企画課企画第一係長、外務省在ロサンゼルス日本国総領事館領事、北陸地方整備局新潟国道事務所長、奈良県県土マネジメント部長などを経て7月5日より現職。50歳。神奈川県厚木市出身。寺社仏閣や道の駅巡りなど、まち歩き、ドライブが趣味。
