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【就任会見】 石井浩郎・国土交通副大臣「国民のため裏方仕事を」
2022/09/16インタビュー
建設メール
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| 国土交通省の役割は裏方 |
石井浩郎国土交通副大臣（内閣府副大臣・復興副大臣兼任）は、16日に就任会見を開き「プロ野球に例えると、選手は主役で国民、事業者。国土交通省の役割は裏方であり現場のスタッフ。野球においても選手と裏方の信頼関係や一体感は非常に大事。国民のための裏方の仕事が国土交通省の仕事であり、国土交通行政も国民の皆さんと信頼関係を持って進めていくことが重要」との考えを示した。
副大臣として重点的に取り組みたいテーマとしては「いつ、どこで、どのような大規模な自然災害が起こるか分からない状況の中で、まずは国民の安全・安心の確保が重要だと考えている。そのため『防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策』を計画的に進めるとともに、流域治水の推進などハード・ソフト両面から防災・減災対策を推進してまいりたい」と抱負を述べた。また、経済好循環の加速・拡大に向けて「わが国の経済成長の基礎となる社会資本の計画的な整備、港湾等の分野におけるカーボンニュートラルの推進も図りたい」と強調した。
建設産業の担い手確保に向けた取り組みでは「建設産業は社会資本整備の担い手であると同時に地域の経済と雇用を支え、災害時には最前線で地域社会の安全・安心の確保を図るなど、地域の守り手として国民の生活や社会経済を支える役割を担っている。建設産業が将来にわたってこの重要な役割を果たしていくためには、いわゆる『新3K』にかっこよさを加えた『新4K』の若者にとって魅力的な産業にすることが大切。若い人たちや女性をはじめとした多様な人材が手に職を持って、地域のために建設業という国土を守り、国土を造るという大変素晴らしい、誇りを持てる仕事に従事していただける環境づくりに、全力を挙げて取り組んでいく」との決意を示した。
【略歴】いしい・ひろお
1983年早稲田大学卒、プリンスホテル勤務を経てプロ野球・近鉄バファローズに入団し、4球団で活躍。2010年参議院議員初当選。秋田県選挙区で当選3回。58歳。担務は安全・危機管理、海上保安関係施策、国土政策、不動産・建設経済、都市、道路、海事、港湾、北海道開発、観光関係施策の総括。
